くるみ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「くるみ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「くるみ」のページでは、くるみの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

クルミ、くるみ、胡桃、クルミ科

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くるみ
 くるみ(胡桃)はクルミ科に属し、樹高が8〜10mになる落葉高木(喬木)で、核果は球状で、内部に1個の核をもっています。

食用にするのは、その核の中の仁で、油脂を多く含み、なめらかで特有の芳香があります。

主な種類として、「鬼グルミ」と「菓子グルミ」がありますが、「鬼グルミ」は、野生種で、核が堅く割りにくく、また、表面のしわが少ないのが特徴です。

一方、「菓子グルミ」は、「ペルシャグルミ(手打グルミ)」の変種で、核が薄く手で割ることができます。

主な産地は、長野県がもっとも多く、次いで青森県、他に山形県などで、収穫は9〜10月です。

栄養としては、脂質が(68.8%)と多く、良質な乾性油になります。

また、良質のタンパク質(トリプトファン)、ビタミンB1、無機塩類も多く含んでいます。

なお、この「くるみ」は、炒って菓子類に用いるほかに、和え物、蒸し物、ビールのつまみ、クルミバターなどにも利用されます。

喬木(きょうぼく=高木)とは、丈の高い木。樹木のうち、おおよそ丈が人の身長より高く、一本の太い主幹が明瞭であるものをいいます。
核果(かっか)とは、外果皮は薄く、多肉・多漿質の中果皮と、厚く堅い内果皮とをもつ果実を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(煎り(炒り))
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
674 14.6 68.8 11.7 7.5
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 23 0 3.6 7
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.26 0.15 0.49 0 91
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
1 0.67 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
4 540 85 150 280

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
2.6 2.6 1.21 3.44
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : くるみ




皮付き 殻付き 西洋クルミ

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