ワカメ

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食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「ワカメ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ワカメ」のページでは、ワカメの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

ワカメ、わかめ、若布、チガイソ科

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ワカメ
 ワカメ(若布)は褐藻類チガイソ科に属し、メノハ、ニギメ、オシキメ、メなどともいい、春から初夏にかけて繁茂(はんも)する1年生の海藻です。

茎は平たく、上部に、平らで黄褐色の葉片(葉)がついています。

葉片は、薄くて柔らかく、中肋(ちゅうろく)を中心に左右に広がっています。

また、成熟すると、茎部に、肉厚で襞(ひだ)の多い部分「成実葉」ができますが、これは、胞子をつくるところで、黒褐色をして、粘質に富み、俗に「耳」とか「めかぶ」などとよんでいます。

なお、このワカメは、体形から「ナンブワカメ」と「ナルトワカメ」に大別できます。

このうち、「ナンブワカメ」は、葉が大きく長い茎をもち、葉とめかぶが離れていますが、「ナルトワカメ」は、茎が短く、歯切れが良いのが特徴です。

栄養(乾燥品)としては、タンパク質を(13.6%)、炭水化物を(41.3%)、食物繊維を(32.7%)、ビタミンAを(650μg/100g中)、ビタミンB1を(0.39mg/100g中)、ビタミンB2を(0.83mg/100g中)、葉酸を(440μg/100g中)、カルシウムを(780mg/100g中)、マグネシウムを(1100mg/100g中)、リンを(350mg/100g中)、鉄を(2.6mg/100g中)含んでいます。

調理(用途)としては、乾燥、塩蔵してあるものは水でもどして、生のものと同じように、酢の物、和え物、汁物、サラダ、煮物などにしていただきます。

また、ヌメリが強く歯ごたえのある「めかぶ」も同様に調理します。

加工品としては、「そのまま干したもの」や「熱湯処理したもの」、灰とまぶして干した「灰ワカメ」、「塩蔵ワカメ」などがあります。

葉身(ようしん)、葉片(ようへん)とは、葉の主要部分を指し、また表皮と葉肉、葉脈とから成り、一般に扁平な形をしています。
中肋(ちゅうろく)とは、葉の中央を走る太い葉脈(主脈)を指します。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(原藻−生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
16 1.9 0.2 5.6 3.6
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 940 0 0.1 140
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.07 0.18 0.03 0.3 29
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.9 0.19 15
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
610 730 100 110 36

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.7 0.3 0.02 0.05
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : ワカメ




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