ふ（麩）

食品の豆知識「ふ（麩）」のページ

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食品の豆知識「ふ（麩）」

　食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「ふ（麩）」のページでは、ふ（麩）の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

フ、ふ、麩

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ふ（麩）

　ふ（麩）は、小麦粉のうち、主に、中力粉（一部品質のため強力粉を使用）をベースにしていますが、その製法は、まず、中力粉に、水、食塩を加えて十分捏ねて練り上げます。

そして、粘り気が出てきたところで、水を注ぎながらさらにもむと、粘り気に富んだ小麦タンパク質「グルテン」の塊ができます。

これを水洗いしてできたものが「なまぶ（生麩）」で、さらに、これにデンプン、あるいはベーキングパウダーなどを混ぜて焼いたものが「焼き麩」、いわゆる麩になります。

この麩には、型に入れて焼いたもの、また、竹の棒に巻いて焼いたもの「ちくわぶ（竹輪麩）」があります。

ちなみに、麩の製造中、デンプンを洗い流す際に得られる小麦デンプンを「正ふ」といいます。

なお、この「ふ」は、主に汁物の具として利用されます。


庄内麩	大徳寺揚げ麩

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