かまぼこ

食品の豆知識「かまぼこ」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 トップページ > 魚類 マ行〜、練製品 > かまぼこ

食品の豆知識「かまぼこ」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「かまぼこ」のページでは、かまぼこの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

カマボコ、かまぼこ、蒲鉾

*****
ー スポンサードリンク −


かまぼこ
 かまぼこは練製品の中でも代表的な製品で、室町中期に儀式用として調製されたのがはじまりといわれています。

当初の製品は現在の「ちくわ」に似ていて、魚のすり身を、竹串にぬりつけ、炭火で焙り焼きにしたものでした。

ちなみに、この形が水辺の草「蒲の穂」に似ていたことから、「かまぼこ」とよばれるようになったといわれています。

現在のように板につけた「板かまぼこ」は桃山時代からです。

一般に、かまぼこは、加熱方法により「焼き抜きかまぼこ」、「焼きかまぼこ」、「蒸しかまぼこ」に分けられます。

「焼き抜きかまぼこ」は、焙り焼きだけで加熱したもので、特に、表面に焦げ目のない製品を「白焼」といい、西日本に多い高品質のかまぼこです。

「焼きかまぼこ」は、一度蒸して、かまぼこの表面に、みりんなどを塗って焙り焼きして焦げ色をつけたもので、京阪神地方の焼きかまぼこが有名です。

「蒸しかまぼこ」は、大量生産にむいているので、全国で広く製造され、特に「小田原かまぼこ」が有名です。

なお、かまぼこの原料としては、サメ類、トビウオ類、ベラ類、カナガシラ類、ヒラメ類、グチ類、カレイ、イトヨリ、トラギス、タラ、スケトウダラ、タチウオ、エソ、シイラ、、ムツ、甘ダイなどが利用されます。

製品には、蒸しかまぼこ、昆布巻きかまぼこ、赤巻かまぼこ、す巻かまぼこ、しぐれかまぼこ、焼板かまぼこ、なんば焼、結びかまぼこ、笹かまぼこ、ご祝儀かまぼこ、削りかまぼこ、珍味かまぼこなど数多くあります。

栄養としては、概ね、タンパク質を10〜15%、糖質を2〜10%ほど含んでいます。

調理としては、そのままワサビ醤油でいただいたり、また、吸い物、茶碗蒸し、麺類、煮物などに利用します。


【主な栄養素】 焼き抜きかまぼこ
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
103 16.2 1 7.4 0
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 (Tr) 2 0.3 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.05 0.08 0.7 0.02 0.1
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
2 0.04 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
930 100 25 16 60

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0.2 0.2 0.02 0.05
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。


焼板かまぼこ

野焼きかまぼこ 笹かまぼこ

すまきかまぼこ 結びかまぼこ

祝儀かまぼこ 珍味かばぼこ

メニュー

*****
ー スポンサードリンク −



【索引ページ】



[PR]
ジーンズ色いろ 栄養管理&食品 病気とからだナビ 暮し生活のアイディア
病気と症状いろいろナビ 病気と症状ひと口メモ 呼吸器の病気ナビ 妊娠@ガイドブック
運動器の病気ナビ 皮膚と皮膚付属器の病気ナビ
当サイト、当サイト名、および当サイトの内容・画像等を、あたかも自分のサイトであるかのように利用・使用するのはおやめ下さい。もちろん、内容・画像等の複製(コピーなど)もご遠慮願います。 当サイトのご利用には、人間としてのモラルをもってお願い致します。このサイト「食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編」の全ページの著作権は、すべてこのサイトの管理者にあります。
Copyright (C) 食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編 All Rights Reserved