大麦

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食品の豆知識「大麦」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「大麦」のページでは、大麦の特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

オオムギ、おおむぎ、大麦、イネ科

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大 麦
 大麦はイネ科に属し、中央アジアが原産地といわれています。

小麦とともに世界最古の作物の一つで、日本へは約3世紀ごろ、小麦よりも1世紀早く、朝鮮半島を経て入り、奈良時代にはすでに栽培されていたといわれています。

この大麦には、皮が離れにくい「皮麦」(主に東日本で栽培)と収穫の時点で皮が離れる「裸麦」(主に西日本で栽培)とがあり、穂の形によって六条種、二条種に分類されます。

栄養としては、炭水化物を(72〜78%)、タンパク質を(6〜11%)、脂質を(1.3〜2.1%)、食物繊維を(8.7〜10.3%)含んでいます。

なお、タンパク質はホルデインが主で、グルテンのような粘弾性のある生地をつくることができないので、製粉しても、小麦のような利用はできません。

用途としては、精麦して米に混ぜて炊飯(麦飯)し食用にするほか、ビール、焼酎、みそ、醤油などの発酵食品、また、焙煎する麦茶、製菓の原料などに利用されます。

麦ぬかは飼料として利用されます。

押麦は、裸麦の外皮を取り除き、蒸してからローラーなどで平らにつぶし、乾燥させたものです。
これを麦とろなどの麦飯(麦ごはん)にします。

【主な栄養素】 おおむぎ 押麦
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
340 6.2 1.3 77.8 9.6
β-カロテン当量
(μg)
レチノール活性当量
(μg [μgRAE])
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 0 0 0.1 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
0.06 0.04 1.6 0.14 0
葉 酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
9 0.46 0
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
2 170 17 25 110

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
1 1.2 0.4 -
※ 上記は、七訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ 「Tr」は、微量を表す。



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