セロリ |
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セロリ(塘萵、セルリー)はセリ科に属する1・2年生草本で、英国の南部地方が原産といわれています。
日本では、明治初期から栽培がはじめられています。
根出葉(こんしゅつよう)が直立して、草丈が60〜90cm、葉は長い楕円形で緑色をし、葉肉が薄く、強い芳香をもっています。
栽培は、早春に蒔き夏に採り、夏に蒔き秋に採り、秋に蒔き春に採るというサイクルで行われます。
主な産地は、長野、静岡、福岡、愛知などです。
品質としては、葉にシワや波がなく、鮮明な緑色をし、また、葉柄が筋張らず、空洞がなく、肉が厚いものが良いとされています。
栄養としては、炭水化物、ビタミンA、カリウム、カルシウムなどを含んでいます。
また、特有な芳香成分(ピネン(精油))が含まれているため、イライラを解消し、精神を安定させる効果があるといわれています。
調理としては、葉柄のスジをとり、塩をふってそのままいただいたり、また、サラダ、、酢の物、刺身のつけ合わせ、スープ、ピューレの香味づけなどに用います。
加工品としては、「セロリーシード」、「セロリーパウダー」、「セロリーソルト」などがあります。また、種子は香辛料に利用されます。
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※ |
草本とは、木部があまり発達せず地上部が一年で枯れる植物を指します。 |
※ |
根出葉(こんしゅつよう)とは、地表にきわめて近い部分から密集して出る葉を指します。 |
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「七訂日本食品標準成分表」はこちら |
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【主な栄養素】(葉柄−生) |
エネルギー
(kcal) |
タンパク質
(g) |
脂 質
(g) |
炭水化物
(g) |
食物繊維
(g) |
15 |
1 |
0.1 |
3.2 |
1.5 |
レチノール
(μg) |
β-カロテン当量
(μg) |
ビタミンD
(μg) |
ビタミンE
(mg) |
ビタミンK
(μg) |
0 |
44 |
0 |
0.2 |
10 |
ビタミンB1
(mg) |
ビタミンB2
(mg) |
ビタミンB6
(mg) |
ビタミンB12
(μg) |
葉 酸
(μg) |
0.03 |
0.03 |
0.08 |
0 |
29 |
ナイアシン
(mg) |
パントテン酸
(mg) |
ビタミンC
(mg) |
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0 |
0.26 |
7 |
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ナトリウム
(mg) |
カリウム
(mg) |
カルシウム
(mg) |
マグネシウム
(mg) |
リ ン
(mg) |
28 |
410 |
39 |
9 |
39 |
鉄
(mg) |
亜 鉛
(mg) |
銅
(mg) |
マンガン
(mg) |
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0.2 |
0.2 |
0.03 |
0.11 |
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※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : セロリ |
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