タマゴタケ

食品の豆知識「タマゴタケ」のページ

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食品の豆知識「タマゴタケ」

　食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「タマゴタケ」のページでは、タマゴタケの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

タマゴタケ、たまごたけ、卵茸、テングタケ科

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タマゴタケ

　タマゴタケ（卵茸）は、毒菌の多いテングタケ科に属していますが、この「タマゴタケ」は、夏から秋に、椚（くぬぎ）などの広葉樹林や針葉樹林内に生える無毒の食用キノコです。

その林野の地中にあるときは、菌体が被膜の中にあり、それが卵の黄みのようにみえることからこの名がつけられています。

このタマゴタケは、地中で被膜を脱して傘状に開きますが、その成熟した菌傘（きんさん）は、朱紅色で放射状の模様があり、径が９ｃｍ程度になります。

また、菌柄が黄色と紅色のまだら模様で、襞（ひだ）と石付き（根元）に白色のツボ（袋状）をもっています。

ヨーロッパでは「皇帝キノコ」として珍重されていますが、日本ではあまり利用されていません。

調理としては、吸い物、和え物、煮物、炒め物、天ぷら、鍋物などにしていただきます。

※	菌傘（きんさん）とは、きのこの傘(かさ)の部分です。

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