にんにく |
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にんにく(葫、大蒜)はヒガンバナ科に属する多年生草本で、西アジア、中国が原産です。
葉が長く、数枚が互生し、地下の鱗茎は、淡褐色の皮でおおわれ、内部に放射状に5〜6個の小さな鱗片をもっています。
また、葉や茎全体に特有の強い刺激成分をもち、鱗茎、幼葉とも食用にします。
栄養としては、炭水化物を(26.3%)、食物繊維を(5.7%)含み、またビタミンE、葉酸、カリウムやリンを比較的多く含んでいます。
ところで、「にんにく」の臭気と辛味成分は、主に、揮発性の「硫化アリル類」ですが、「生にんにく」の汁液には、これを分解する酵素があり、これによる分解で、辛味と臭気が生じます。
また、「硫化アリル」は、腸内で分解し殺菌作用をしめします。
調理としては、焼き物、煮物、揚げ物、炒め物などの料理に用いられます。
また、乾燥粉末「ガーリックパウダー」も料理をはじめ肉の加工品などに利用されます。
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香辛料、調味料の「ニンニク」のページを参照。 |
※ |
多年生植物とは、二年以上にわたって生存する植物。 |
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草本は、茎が概して軟らかく、毎年冬になると地上部は枯死しますが、地下部が越冬し春に芽を出します。 |
※ |
鱗茎(りんけい)とは、短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて多肉となり、全体に丸みのある形になったものをいいます。 |
※ |
互生(ごせい)とは、植物の葉が、一つの節に一枚ずつ生じ、互いに方向を異にしていることをいいます。 |
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「七訂日本食品標準成分表」はこちら |
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【主な栄養素】(りん茎−生) |
エネルギー
(kcal) |
タンパク質
(g) |
脂 質
(g) |
炭水化物
(g) |
食物繊維
(g) |
134 |
6 |
1.3 |
26.3 |
5.7 |
レチノール
(μg) |
β-カロテン当量
(μg) |
ビタミンD
(μg) |
ビタミンE
(mg) |
ビタミンK
(μg) |
0 |
0 |
0 |
0.5 |
0 |
ビタミンB1
(mg) |
ビタミンB2
(mg) |
ビタミンB6
(mg) |
ビタミンB12
(μg) |
葉 酸
(μg) |
0.19 |
0.07 |
1.5 |
0 |
92 |
ナイアシン
(mg) |
パントテン酸
(mg) |
ビタミンC
(mg) |
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0.7 |
0.55 |
10 |
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ナトリウム
(mg) |
カリウム
(mg) |
カルシウム
(mg) |
マグネシウム
(mg) |
リ ン
(mg) |
9 |
530 |
14 |
25 |
150 |
鉄
(mg) |
亜 鉛
(mg) |
銅
(mg) |
マンガン
(mg) |
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0.8 |
0.7 |
0.18 |
0.27 |
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※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : にんにく |
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