りんご

食品の豆知識「りんご」のページ

食品の豆知識「生鮮食品・加工食品」編
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食品の豆知識「りんご」

 食品には、私達の身体に栄養を補給する働き、バランスを整える働き、また、旨味や彩り、香りなどを楽しませる働きがあります。すなわち、私達が生活するうえにおいて、またそれを楽しむうえで、必要不可欠な存在といえます。そこで、この食品の豆知識「りんご」のページでは、りんごの特質、品質、調理、用途、加工品などの内、特に必要と思われる基本情報を列挙し、その情報によって、今の食生活が更に有意義なものになればと願っています。

リンゴ、りんご、林檎、バラ科

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りんご
 りんご(林檎)バラ科に属し、中央アジアが原産で、やや寒冷で湿地の少ない地方に適しています。

また、樹高が10mにもなる落葉高木(喬木)で、栽培果樹としてはかなり古くから始められています。

日本では、明治5年に苗がアメリカから輸入され、明治8年に北海道、青森、秋田、長野の諸県の民間の栽培家により試植がはじまり、これが「りんご栽培の基礎」を築く動機になったといわれています。

現在の生産地は、青森県がもっとも多く、次いで長野県です。

主成分は、ショ糖、果糖、ブドウ糖で、全糖量は(約12%)です。

なお、果糖はブドウ糖の2倍以上含まれています。

また、果肉の褐変と味に関係するタンニン類を(0.02〜0.15%)、ジャム、ゼリの原料に必要なペクチンを(0.5〜1.2%)、さらに高血圧を防ぐ効力をもっているカリウムが多く含まれています。但し、ビタミン類は少なめです。

調理としては、ふつう、そのままあるいはジュースにしていただきますが、カレーの煮込みに用いることもあります。

また、ジュース類、ジャム、ママレード、乾燥りんご、りんご酒、りんご酢、缶詰などの加工品にも利用されます。

なお、りんごの切り口が褐変するのは、ポリフェノール類が酸化酵素により酸化されるためで、1%の食塩水に浸せば、この褐変は防げます。

喬木(きょうぼく=高木)とは、丈の高い木。樹木のうち、おおよそ丈が人の身長より高く、一本の太い主幹が明瞭であるものをいいます。

「七訂日本食品標準成分表」はこちら

【主な栄養素】(生)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
脂 質
(g)
炭水化物
(g)
食物繊維
(g)
54 0.2 0.1 14.6 1.5
レチノール
(μg)
β-カロテン当量
(μg)
ビタミンD
(μg)
ビタミンE
(mg)
ビタミンK
(μg)
0 21 0 0.2 0
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
葉 酸
(μg)
0.02 0.01 0.03 0 5
ナイアシン
(mg)
パントテン酸
(mg)
ビタミンC
(mg)
0.1 0.09 4
ナトリウム
(mg)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
マグネシウム
(mg)
リ ン
(mg)
0 110 3 3 10

(mg)
亜 鉛
(mg)

(mg)
マンガン
(mg)
0 0 0.04 0.03
※ 上記は、五訂日本食品標準成分表より (可食部100cあたり)
※ ビタミンA(レチノール当量(μg))=レチノール(μg)+(1/12)×β-カロテン当量(μg)
※ 炭水化物=糖質+食物繊維
※ 食品の栄養 詳細ページ : りんご






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